重ね合わせる
火曜日、ようやく、
小川洋子著『ブラフマンの埋葬』を読了した。
短編なのに、3ヶ月ほど鞄の中にあった。
子犬のひと夏のものがたりとでもいえばいいのだろうか。
特別なことはなにも起こらない。
だからこそ、じわじわくる良い作品だと思った。
強い光が誰にでも分かるように満遍なく当たっていたら、
作品は平坦でつまらないだろう。
ハッピーエンドでもないが、アンハッピーエンドとも言い切れない。
様々な流れの重なりの中でそれぞれの生があって。
最後の方は別の小説を思い出しながら、この作品に重ね合わせてみたりして。
あるいは重松清さんが情熱大陸のブログに寄せていた、
僕たちは、いったいいつから動物を「かわいい」や「かわいそう」で
語るようになってしまったのだろう。
という言葉を。
小川洋子著『ブラフマンの埋葬』を読了した。
短編なのに、3ヶ月ほど鞄の中にあった。
子犬のひと夏のものがたりとでもいえばいいのだろうか。
特別なことはなにも起こらない。
だからこそ、じわじわくる良い作品だと思った。
強い光が誰にでも分かるように満遍なく当たっていたら、
作品は平坦でつまらないだろう。
ハッピーエンドでもないが、アンハッピーエンドとも言い切れない。
様々な流れの重なりの中でそれぞれの生があって。
最後の方は別の小説を思い出しながら、この作品に重ね合わせてみたりして。
あるいは重松清さんが情熱大陸のブログに寄せていた、
僕たちは、いったいいつから動物を「かわいい」や「かわいそう」で
語るようになってしまったのだろう。
という言葉を。
by fotoransit
| 2007-09-13 11:42
| 読書生活