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映画 『ベルリン・天使の詩』

原題 :
DER HIMMEL UBER BERLIN
LES AILES DU DESIR
THE WINGS OF DESIRE
製作年 : 1987
製作国 : 西ドイツ=フランス
出演 : ブルーノ・ガンツ(天使ダミエル), ソルヴェーグ・ドマルタン(マリオン),
クルト・ボイス(ホメーロス), オットー・サンダー(天使カシエル),
ピーター・フォーク(ピーター・フォーク)
監督 : ヴィム・ヴェンダース

一年の最後に。

温黒と純黒と、カラーの画面は美しく。

天使ダミエルである時間が長い。
それゆえに詩的な世界が守られている気がする。
もう少し、人間ダミエルの時間が長かったら、
いろいろな現実的問題に直面して、
その世界に翳を落とすのだろう。

しかし、なんとはなしに良い時代だなと思う。
寒い日のポトフみたいな感じ。

ニック・ケイヴのライブシーンを観られたのも良かった。

ピーター・フォークはコロンボのイメージを持ちつつ。
懐かしくその姿を見る。
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by fotoransit | 2008-12-31 20:08 | 映画生活

映画 『グロリア』

原題: GLORIA
製作年 : 1980
製作国 : アメリカ
出演 : ジーナ・ローランズ
監督 : ジョン・カサヴェテス

グロリア、かっこいい。

弱さも垣間見せるのだけれど、
それはマフィアとの駆け引きにはこれぐらいの緊張感があって然るべきという意味での。

連れまわす子供の、頭の良さからくるのか、
情緒不安定さが良く分からないかな、というぐらいで。

がんがん、タクシーを使うので、その運転手とのやりとりも、見所。
生のニューヨークっぽかったし、女性運転手のときに、くすりとした。
シリアスな中での、狙ってないユニークさが楽しめた。
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by fotoransit | 2008-12-31 07:50 | 映画生活

映画 『ぼくの大切なともだち』

原題 :
MON MEILLEUR AMI
MY BEST FRIEND
製作年 : 2006年
製作国 : フランス

主人公が本当の友達がいないという問題に
真摯に向き合っていないように思えるのは、
友達を作ることを賭けの対象にしてしまったためだと思う。

どちらに躍起になっているか、分かりにくい。

しかし、とてもいい人が「ともだち」になってくれるので最後まで観られたと思う。
あと主人公の共同経営者の女性もいい距離感を持って接しているなと。

後半、日本でも知られる『クイズミリオネア』が舞台としてでてきて。
最後の問題もなんとなく答えが判ってしまって、
スリリングな感じがしかったのが残念。

ルコント作品でなかったら、
こういう映画もたまにはいいなと思えるだろう。
しかし、あの個性はどこにいったのか、と痛切に懐かしく思う。

もう少し判り難さ、不条理さがほしいかな。
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by fotoransit | 2008-12-30 18:45 | 映画生活

映画 『グミ・チョコレート・パイン』

製作年 : 2007年
製作国 : 日本
出演 : 石田卓也, 黒川芽以, 柄本佑, 金井勇太, 森岡龍, 大森南朋, マギー, 甲本雅裕
監督 : ケラリーノ・サンドロヴィッチ

最初のシーンで、それは1986年にはないだろう、と疑っていたら、
早速やっぱり、と思うと同時にちょっとやられたなと思わされたので、
意外とすんなりと入っていけた。

本筋は始まりのない恋愛なんだろうなと思う。

ノイズバンド、ヴォーカルの犬山イヌコさんの役柄が結構効いている。

登場人物でその存在意義が分からない人も出てくるけれど、
体当たりな演技が気持ちよかったりするので、いいなあと思う作品。

最後、謎解きのように語られるところ。
観察力の鋭い人なら意外と途中で解けている答えなのかもしれない。

そのシーンの後、突然、大森さんが語りかけてくる。
おやおや、とは思うけれど、なんとはなしに1980年代を生きた人の
ひねくれた感じが出ていて、表現としてはありなのかなと思う。
受け入れる、入れないは、別として。

それにしても、途中にある踏切のシーン。
ほかにどんな言葉で形容できないほど、甘酸っぱい。
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by fotoransit | 2008-12-28 06:05 | 映画生活

映画 『彼女について私が知っている二、三の事柄』

原題 : 2 Ou 3 Choses Que Je Sais D'Elle
製作年 : 1966年
製作国 : フランス
出演 : マリナ・ブラディ, アニー・デュプレー, ジュリエット・ベルト
監督 : ジャン=リュック・ゴダール

いや、本当にタイトルが好きだったので。

実話を基にしたドキュメンタリータッチの映画。
ということで、『気狂いピエロ』ほどの話の飛躍がないから分かりやすい。
あくまでも比べての話なので、それでも容易とはいかないかな。
42年前の映画ということで、やはり時代を感じる。
ヴェトナム戦争のくだりも当時ならもっと違った捉え方ができたのだろうなと思う。

ジュリエット・ベルトが観られたのがよかった。
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by fotoransit | 2008-12-28 01:00 | 映画生活

映画 『ザ・マジックアワー』

製作年 : 2008年
製作国 : 日本
主演 : 佐藤浩市, 妻夫木聡, 深津絵里, 綾瀬はるか, 西田敏行
監督: 三谷幸喜

うーむ。

佐藤浩市さん、小日向文世さん、伊吹吾郎さん、香川照之さん。
この四人がいなかったら、、、と思う。
あるいは、もう一人、綾瀬はるかさん。

舞台のような狭い範囲でのストーリー展開。
face to faceな距離で、しかも生きるか死ぬかの話でありながら、
何故かゆるさばかり感じてしまう。追う側も追われる側も。

ヒットマンはそもそもミスをしないし、それを繰りかえすのは、、、。
しかも、伝説の殺し屋、と呼ばれる男。
ストーリー上のつながりは感じたけれど、ドロップ缶で命は救えない。
などなど。

リアルであるべき側がそうではないから、
むしろ佐藤浩市さんの描き出す映画の世界が、
リアルに感じてしまって、本末転倒な感じ。

銃撃戦の最中、タクシーで乗りつけた、
小日向さん扮するマネージャーの表情と、タクシー運転手の表情の違い。
などは結構好きなシーン。

三谷作品のレギュラー陣も今回は、ぴりっとくる人がいなかったように思う。
香取慎吾さんの場面は、一瞬過ぎるなと思うと同時に、
ヒロインの行動に冷めてしまったので、あれはどうなのかと思った。
逆の行動だったら、最後まで暖かく見守れたのかもしれないのに。

写真で言うなら暗がりをプログラムモードで撮っている感じ。
ダークな部分を明るくしてしまう。
シャッタースピードが遅くなるから、結果、ブレてる。みたいな。

ギャング・マフィア映画とコメディー映画と。
それぞれの持つダークな緊張感と明るい緊張感を、
一つの映画に出来なかったものか、と思う。

振り返ると『THE有頂天ホテル』は狭いロケーションのうまい使い方と、
ダントツの緊迫感があったと思う。それゆえの断然のおもしろさ。
テレビドラマなら『王様のレストラン』。
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by fotoransit | 2008-12-26 14:00 | 映画生活

映画 『JUNO/ジュノ』

原題 : JUNO
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ
出演 : エレン・ペイジ(ジュノ), マイケル・セラ(ポーリー)
, ジェニファー・ガーナー(ヴァネッサ), ジェイソン・ベイトマン(マーク),
オリヴィア・サールビー(リア),
J・K・シモンズ(マック(ジュノの父)), アリソン・ジャネイ(ブレン(ジュノの義理の母))
監督 : ジェイソン・ライトマン

オープニングのアメコミ的な感じから、
あ、たぶん好きなタイプの映画だと。
観終わって、いろいろあるけれど、好きな映画だなと。

中絶するリスクと産むリスクと。
産んで養子に出す、という選択をする主人公。
そういう制度が構築されているのであれば、
そういう選択肢もある、ということは救いかも。

テンポよく話が進むし、本編は96分なので、
もう少し長くても、問題なかったかも。
里親のその後が、もう少しあったらと思った。

主人公が頭のきれる女の子なので、
自分でどんどん考え、行動していく。
決断の速いことが、軽いふうに捉えられてしまうのなら、
勿体ないなと思う。

結末の部分に繋がるので、ちゃんとは書かないけれど、
彼がいつも食べているミントよりも、コンドームを送っていたとしたら、
どうだっただろう。
それはそれで問題なのかもしれないけれど、
愛って何だろうか、と思う。その形とか表し方とか。

主人公の継母の存在は大きい。
血族であることとないことの繋がりの違いについても、思う。
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by fotoransit | 2008-12-24 19:35 | 映画生活

映画 『殯の森』

製作: 2007 日本=フランス
出演: うだしげき / 尾野真千子 / 渡辺真起子 / 斎藤陽一郎 / ますだかなこ
監督: 河瀬直美

前知識、というか、同じDVDに入っている、
予告を観るだけでもかなり頭の中への入り方が違うと思う。
本編を観終わってからこれを観てそう思った。

遺されたこちら側の話。

森の持つ淘汰力、生命力。

最後のオルゴールのあたりはとても素敵だった。

またいろいろな知識を得てから、監督作品を観る事も含めて、
体感してみたい作品だと思う。
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by fotoransit | 2008-12-21 13:32 | 映画生活

映画 『転々』

製作年 : 2007年
製作国 : 日本
出演 : オダギリジョー, 三浦友和, 小泉今日子, 吉高由里子, ふせえり, 岩松了, 松重豊,
岸部一徳, 笹野高史, 石原良純, 広田レオナ
監督 : 三木聡

いい意味で枯れている感じが良かったと思う。
しかし、同時に悪い意味でも。

それにしても見るタイミングってあるなと思った。
『イン・ザ・プール』から時間もあまり経たずに、
『全然大丈夫』のすぐ後で、
そして『空中庭園』での小泉今日子の家族観とか、
残像が有りながら観たので。

『イン・ザ・プール』で感じた、なんとなく繋がっていく感、
後で効いてくる感が、今作ではあまり感じられなかった。

それはこれがある種、ロードムービーであり、行きかう人物、事柄は、
背後の過去に流れていくだけだと捉えると、またそれもありなのかと思える。

アクアフレッシュとチャツネの関係について、
観終わってしばらくしてから思いついたけれど、あまり関係はないのかもしれない。

カメオがカメオで終わっている気がして。
岸部一徳が岸部一徳本人役というのは、どうかな。
面白い反面、勿体ない気がしなくもない。

平岩紙さんが、綾波レイのコスプレでちょっとおもしろかった。

ラコステのポロシャツの作り方とか、
生活の知恵みたいなちょっとした小ネタは相変わらず楽しい。
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by fotoransit | 2008-12-21 09:52 | 映画生活

映画 『全然大丈夫』

製作年 : 2007年
製作国 : 日本
出演 : 荒川良々, 木村佳乃, 岡田義徳, 田中直樹, 伊勢志摩,
村杉蝉之介, きたろう, 江口のりこ, 蟹江敬三

全然大丈夫
というタイトルには、ひっかかるのだけれど、それぐらいかな。

不器用な人々が沢山居て、でもそれが不快にならずに、
素敵な時間が淡々と流れる映画。

音楽もとても淡々、だけれど素敵だ。

木村さんの低い声や、雨の音のカセットテープとか、
好きなところを書き出すと、何か暗そうな話に捉えられそうだけれど。

コアラみたいな荒川良々がツボ。
そして相変わらず、沢山の荒川良々というシーンも。

そういえば、鳥居みゆきも出ていた。喋ってないけれど。
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by fotoransit | 2008-12-20 23:18 | 映画生活
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ヤスダアキノリ(yasuAともいう)の、ピントいちをきめるかんじ、ピンとはりつめたじかん、もしくは弛緩したそれ。


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